美容成分の真実

多くの方は化粧品に対して多大な期待をしてしまいます。
この美容液を付けるとしみがしわが治るのではないか、
このクリームを塗ると、乾燥肌が改善されるとかです。
気持ちは、わかります。
特に30代を過ぎると何かしらの肌トラブルを抱え、それを改善したくて
コスメを使うのですから。

しかし、化粧品というのは何かを治したり、改善したりする効果はありませんし、
あくまでも予防するための手入れです。
皆さん考えて見てください。何かを治すというのは治療行為で、
病院から出される処方箋のみです。
今は一般的な薬は市販で購入できますが、それは体への影響が少ないものです。
また、医薬部外品というものもありますが、それは薬と化粧品の中間の位置づけではありますが、
改善という事ではなく、これも予防です。

しかし、この予防をしないと余計に今の肌トラブルがひどくなり、
余計に悩まされる問題になります。
また、治りはしませんが、予防する事でこれ以上の進行をとめ、
治ったかのような感じにもなります。

ここまでお話すればわかると思いますが、これまで色々紹介してきた美容成分は、
お肌に良いものではありますが、治すものではないのです。
どの化粧品メーカーもこの成分を使うとあたかも、お肌が改善されるかのような
魅力的な見せ方をしていますが、それはありえません。
美容成分のページで、頻繁にお肌の物にはならないといいましたが、
そうした理由があるためです。保湿とか言っていても、それはあくまでも一時的なことで、
お肌を根本的に保湿肌にするものではありません。

ですから、化粧品を選ぶ際は、美容成分ももちろん大切ですが、
それよりもお肌にしっくりくる自分に合ったものが良いと思います。
まったく自分の目的の美容成分とかけ離れていれば問題ですが、
ある程度自分が予防したい成分が配合していれば後は相性で良いと思います。